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僕と影
月夜に浮かぶ一筋の影。
月明かりが映し出す一筋の影。
早く走っても
急に方向変えても
ついて来る僕の影。
どこまでも…どこまでも…。
必ずついて来る僕の影。
『僕は君、君は僕だよね』
答えてくれない影に僕は問う。
『ずっと一緒だよね』
答えてくれない影に僕は問う。
でも月が雲に隠れると
僕の影も隠れてしまう。
真っ暗になると
僕の影は隠れてしまう。
『ずっと一緒…だよね』
寂しくなり独り言。
僕は立ち止まる。
寂しくなり立ち止まる。
『見えないだけ、ずっと一緒だよ』
僕の影が顔を出し
答えてくれた。
月が雲から顔を出すと
僕の影も顔を出す。
嬉しくなり僕はまた歩き出す。
僕の影もまた歩き出す…。
『ずっと…一緒だよ♪』
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