処刑の時間~その後~

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それから何日か経ってキレを部屋に残して労働に出ていた マトリョーシカを組み立てながらロウドフさんに質問した 「処刑さんは帰ってきましたか?」 「さぁ?知らねぇなぁ? 少なくとも俺は見てねぇぞ」 「そうですか…」 「とにかく手を動かせ!」 「は…はい!!」 その帰り―― 「…fragment…moon……crystal…silver」 何処からか高くとても澄んだ綺麗な歌声が聴こえてきた 不思議に思いながら歩いているとその綺麗な歌声の主 ローブに身を包み顔を仮面で覆った処刑さんに鉢合わせした あの大きな鎌は部屋にあるので持っていなかったが 彼の恐ろしいオーラが消える事はなかった 何日も待ってた人と言えど死神の様な姿の処刑さんにはやはり驚き一瞬固まりすれ違ってしまった
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