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午前7時。
結局眠れなかった……
ピピピッ!
7時にセットしていた、携帯のアラームが鳴り響く。
ベッドの隅に置いてある携帯に右腕を伸ばし、アラームを止めた。
ベッドから降り、久しぶりの制服に袖を通す。
「目ぇ痛てぇ~……絶対充血してるわコレ…」
ピリピリと痛む目を擦りながら洗面所に向かった。
洗面所の鏡を覗き込んでみる。
「げっ……真っ赤だ…ハァ…」
予想以上の赤さに、思わずため息を漏らす。
蛇口を捻り、流れ出す冷たい水で顔を洗う。
タオルで顔を拭き終わり、もう一度鏡を確認してみたが、やはり目は真っ赤。
冷蔵庫に目薬冷やしてなかったっけな?
それを思い出し、リビングのドアを開き、中へと足を踏み入れた。
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