夏休み明けのアレ! ~全く勉強してなかったぜ~

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ズズッ…と、コーヒーを啜り飲む美玲。 やはり他の物は口にしないようだ。学校で腹空かないか? そんなことを考えながら、オレも自分の朝食に箸をつけた。 10分程で朝食を終え、洗面所に歯を磨きにいく。 リビングを出ると、丁度親父が起きてきた。 寝癖ボサボサ……目がすっげぇ眠そうだ… 「お?おはよう誠、美玲ちゃん。ちょっと聞いてくれ…」 いきなり何だよ…朝からお前のつまらんギャクはお断り… 「父さん寝坊しちゃった♪」 アホか!? 何でそんなに呑気にしてんだ!焦れっ!しかも最後に「♪」付けてんじゃねーよ! 「と!ゆう訳だから!父さん急いでるから。今は話しかけないでね?」 話しかけてきたのソッチだろ!?しかも全然急いでねーし! そして、パタパタと小走りでリビングに駆け込んで行った。 「うちの家族は何でこんなんなんだ……」 「いいじゃないか。楽しげで!」 お前も結構…いや、かなりお気楽野郎だな。
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