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「さて……時間だな。行くか」
「うむ!久しぶりの登校だな!」
全くだ。
休み明けの学校ってのは新鮮だ。まぁ、それは初日だけのことであって、2日目からはダルい。
行ってきます。と、玄関からリビングに向かって呟き、家を出る。
「うげっ!暑い!まだ朝だぜ?昼の気温が想像できねぇ……」
近年、騒がれている地球温暖化と言う現象も、もはや肌で感じられる程に悪化している。
森林伐採により、進み続ける温暖化。結局は人間のせいで状況は悪化してる訳だ。
オレはつくづく人間という生き物は愚かだと思った。
「どうした、誠?難しそうな顔して……お腹でも痛いのか?」
考え込んでいると、視界の隅から美玲が心配そうな表情で覗き込んでくる。
「え?……いや、なんでもねぇ」
「あっ!余りの暑さに体調が悪いとか!?」
いや……まぁ、暑さのことで考えてたのは当たってるが…
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