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「フフフ……そんなことも有ろうかと、秘密兵器を用意してきたぞ!」
秘密兵器?
何だか危ない響きの言葉だ…
おもむろにカバンを漁り始める美玲。
「お、あった♪ジャーン!」
もはや定番とも言える効果音を発しながら、取り出された物。
「うちわだ!これで顔を扇げば涼しいぞ!」
たいした物じゃなかった……秘密兵器って言うから、もっと凄い物だと…
「何だ、うちわか」
「フフッ!誠よ……コレをただのうちわだと思っているな?」
人差し指をチッチッ!と振りながら得意げに笑みを浮かべる美玲。
「このうちわはっ!ここに着いているスイッチを押すと…」
スイッチ?あー…ホントだ。何か小さいゴミ見たいなのが着いてる。
意気揚々と親指でうちわに着いている妙な突起物をグッ!と押す。
すると…
ウィー…
「おぉ!何か冷たい風が出てきた!」
「凄いだろう!超小型エアコンを搭載したハイテクうちわだ!」
マジでスゲェェェェェ~~~~ッッ!!
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