夏休み明けのアレ! ~全く勉強してなかったぜ~

20/32
前へ
/620ページ
次へ
「フフフ……そんなことも有ろうかと、秘密兵器を用意してきたぞ!」 秘密兵器? 何だか危ない響きの言葉だ… おもむろにカバンを漁り始める美玲。 「お、あった♪ジャーン!」 もはや定番とも言える効果音を発しながら、取り出された物。 「うちわだ!これで顔を扇げば涼しいぞ!」 たいした物じゃなかった……秘密兵器って言うから、もっと凄い物だと… 「何だ、うちわか」 「フフッ!誠よ……コレをただのうちわだと思っているな?」 人差し指をチッチッ!と振りながら得意げに笑みを浮かべる美玲。 「このうちわはっ!ここに着いているスイッチを押すと…」 スイッチ?あー…ホントだ。何か小さいゴミ見たいなのが着いてる。 意気揚々と親指でうちわに着いている妙な突起物をグッ!と押す。 すると… ウィー… 「おぉ!何か冷たい風が出てきた!」 「凄いだろう!超小型エアコンを搭載したハイテクうちわだ!」 マジでスゲェェェェェ~~~~ッッ!!
/620ページ

最初のコメントを投稿しよう!

46312人が本棚に入れています
本棚に追加