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体育館に入ると同時に体中から汗が滲み出始める。
独特のホコリ臭さと床のワックスの臭いが鼻を貫く。
毎度、嗅ぐ臭いだが、どうにも苦手だ…
そんな中、ふと 視線を横にやると、美玲が鼻から大きく息を吸い込みながら深呼吸をしてやがった。
「な、何やってんのお前……」
「いやぁ、やはり体育館の香りというのは落ち着くな!道場の臭いと似ているから」
なるほど…流石は空手バカだな……オレには到底理解出来ないよ。
そして更に美玲の隣で、美玲と同じように深呼吸をしてるポンタの姿があった。
「な、何やってんのお前……」
「いやぁ、やっぱ体育館の臭いっつーのは落ち着くよな!オレの部屋の臭いと似てるから」
なるほど…流石は変態だな……理解しようとも思わないよ。
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