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「そうだ!今から皆で集まって勉強会開かねぇ!?」
明日の事でブルーになっていたはずのポンタが、夏の暑さをも超えるであろう暑苦しい笑顔で提案してきた。
「勉強会……ですか?」
キョトンとした表情で聞き返す香。
勉強会とか大層な響きだが、ぶっちゃけ皆で仲良しこよししながらお勉強を教え合おうぜ!ってゆうね。たったそれだけの事なんだけども。
「そう!勉強会!誠ん家で!」
ちょっとまて。
何でオレん家決定!?おかしいだろソレ!?
「いやいや!何でオレの家…」
「よし!誠からも許可下りたから、今から誠ん家行こうぜ!」
許可してねぇし。
何、その一方的な話の進め方!?もはや会話すらしてないんですけどっ!
「さっさと行こうぜ!」
「いや、だから…」
「えっと…じゃあ、お言葉に甘えて…」
「いやいや!だから待っ…」
「誠が許可したなら仕方ない…」
「だから許可なんかしてないって…」
「おりゃ~!誠ん家まで競争だぁぁ~!」
「………」
話しを聞けぇぇぇぇぇぇ!!
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