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「じゃあオレ、帰るわ!」
そう言ってからのポンタの帰り支度の速さは尋常じゃなかった。
もぅね、秒速の域を超えて音速の域みたいな。
その素早さをもっと他の事に使えばいいと思う。
そして、再び意識をポンタに向けた時には既に、ポンタは部屋から居なくなっていた。
「さて、うるさいのが一匹消えた……香はどうする…………ん?」
ふと、ポンタが座っていた場所に目をやると、妙な紙屑が落ちていたのに気がついた。
それも、1枚だけではなく、大量に。
「何だコレ?」
近づき、拾い上げてみる。
「……こ、これはっ…」
ハイチュウの包み紙だ…
あのヤロウ……
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