さようなら、誠様…

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「ピンポイントねぇ……なら聞き込みから始めるしかないんじゃねーか?」 聞き込みか… どうにも辛気臭い手だが、他の手も思い浮かばない以上、これしか方法はないだろう。 そうなれば、一旦 人が多い場所に行って聞くしかない。 「……そうだな。今はポンタの提案が一番だな」 そうと決まれば、善は急げだ!さっさと行動に移っちまおう! 「よし!じゃあ商店街から当たってみるか。この時間なら大量に人がいるだろうし」 「む…そうか。では、急ぐとするか」 こうして、オレ達は商店街に向かうことになった。 香の手掛かり、見つかると良いが… 「あっ!誠!草鈴さん!先に行っててよ!オレちょっと家帰ってくるから」 「は?バカヤロウ!こんな時に何考えて…」 「悪いな。ちょっと便利な物持ってくるから!じゃ、商店街前で待っててくれ!」 「あっ!おい、ポンタ!」 あの野郎ぉぉ…!一体何を持ってくるつもりだよ…
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