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「はぁ…はぁ……くっ!…情報は0……!どこにいるんだよ…香…!」
熱気のこもった商店街を走り回り、もはや数え切れないほどの人数の人に香のことを聞いた。
だが、収穫は0……現実は厳しい、そこらのマンガのように簡単には見つからない。
オレは、商店街のちょうど中心にある噴水がある広場に腰を下ろしている。
がむしゃらに走って走って走りまわした結果、こもった熱により体力を削られてダウン。情けな過ぎる…
ソレにしても、香は商店街には来ていないのか?
いろんな店や人に聞いて回ったが、目撃者は0。
もし、ここに香がきていないとすると、考えられる場所は…
駅前の大通り。
南の橋を越えた所の繁華街。
まぁ、この辺りが可能性が高いだろう。
香には人通りの少ない場所は1人で歩くなを念を入れてある。まず、人気の無い場所には行かないだろう…
「……よし!息整えた!もう一丁踏ん張るか!」
ズシリと重い足腰を無理やり持ち上げ、再び足を進ませる。
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