さようなら、誠様…

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その日の夕方。 いつもより遅く帰宅した私。 何となく家に帰るのが嫌だったため、ほんの少しだけ寄り道をしてから家に帰った。 家に着いた私は、これもまた何となくだけど、音を起てないようにドアを開けた。 少しだけ開いたドアの隙間から家の様子を伺う私。 ちょっと見間違えたら明らかに不審者だ…私…… 全くいつもと変わらない家。 それを確認して、何故かホッとする。何でだろうね? 私、何だかバカみたいだ……何やってんだろ… 自分がしている意味の解らない行動に飽きれてしまう。 ホント、何がしたかったんだか……早く部屋に行って着替えよう。 はぁ… 大きなため息を1つ吐き出し、玄関へと足を踏み入れた。
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