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その日を境に、私はますます父から距離を置くようになった。
会話もなければ、視線を合わせることもない…
まるで血すら繋がっていない他人のような振る舞いをするようになった…
そして、毎日のようにケンカをする始末。
そんな日々に耐えられなくなり、私はある決断をする。
「……今日は…家に帰らないでおこう…」
誠様達と別れた後の帰り道。私はポツリと独り言を漏らす…
そうよ…!私が家出をすれば、きっとお父さんも考え直してくれるに違いない!
私がどれだけ辛い思いをしているのか……お父さんに理解してもらおう…!
これが、今の私に出来る精一杯の抵抗…!
私は………家には帰らない…!
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