本当の気持ち

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とりあえず、そんなことは置いといて… 「まぁ、全員考えてる事は同じって訳だ」 「うむ。そのようだな」 「許さん!許さんぞぉぉ!」 まだ言ってたのかよ!いい加減しつこいな! 「あのなぁポンタ……香の親父さんだって家族の幸せのために頑張ってんだからさ。別に悪い事をした訳じゃ…」 そこまで言った、その瞬間だった。 ポンタに制服のネクタイを凄まじい力で引っ張られ、ポンタと睨み合う形になったのだ。 「お前、本気でそんなこと思ってんのか?」 いつになく真剣な雰囲気なポンタに、少し戸惑ってしまう。 「家族の幸せのため?ふざけんなよ!」 ギッ!と睨み付けてくるポンタ。 あのポンタから、迫力ってもんを感じてしまうくらいに、鋭い目… 普段なら、ここで美玲の蹴りがポンタに炸裂するのだが、美玲も感じているのだろう… ただ事では無い。と…
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