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「貴様らは一体どれだけふざけ合えば気が済むんだ!殴るぞ!」
「「…ス、すビバせんペしだっ!(すいませんでした!)」」
殴られました。
殴るぞ!って言う前にすでに殴られましたとも。
言葉より先に手が出てしまうその性格…
何とかしてくれませんかね?
確かに今日のオレ達は少し悪ふざけが過ぎるかもしれないが、いくらなんでもコレは殴り過ぎだと思うんだよ…
今のオレ達の顔面の大きさ、ピザのLサイズより大きいと思うんだ…
ファミリーサイズだよ。ファミリーサイズ。
家族5人で食っても食いきれねぇよ。
「さて、一本木。さっさと香の家に行こう」
「…あぁ…分かった……でも、その前に病院に行ってきていいですか…?死にそうなんで…」
あぁ…分かる。分かるよポンタ。
今のオレ達は立ってるのがやっとなんだ…
オレもお前の意見に賛成するぜ。
「ダメだ!そんな暇などない!貴様を殴ってでも香の家まで案内してもらうぞ!」
「……よし…今すぐ香ちゃん家にいこう…」
「そうだな…まだ死にたくない…」
警察じゃなくて救急車を呼ぼうかと思った瞬間だった。
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