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｢で。香ん家はここから遠いのかよ？｣
｢ん～……２０分くらい…かな？｣
｢結構遠いのな…｣
てな訳で、オレ達はポンタを筆頭に香の家に向かっている。
まぁ、色々と死にかけたが……どうってことないさ。
｢なぁ……香ちゃんに会ったら…何て言うんだ？｣
先頭を歩くポンタが、ボソりと呟く。
｢…そりゃお前。決まってんだろ？単純に｢行くな！｣って言えばいいじゃねぇか｣
ごめんなさい。ぶっちゃけ何も考えてませんでした。
そうだよな……そんなに簡単に止めれる訳ないよな…
考えが甘かった。
そんなに単純なものじゃなかったんだ…
｢誠、お前ってたまにバカだよな｣
｢あぁ。オレも思った……でも、お前は常にバカだよな｣
｢あぁ。そうだな…ってうるせぇよ！｣
おぉう！？近年稀に見るノリツッコミだ！
って、こんなバカな話とかどうでもよくて！香をどうやって止めるかを考えるんだよ！
｢何なら私が力づくで止めてやってもいいぞ？｣
｢｢それだけは勘弁してください｣｣
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