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「香。ちょっと話が…………ってなんじゃこりゃあぁぁぁ゛!!?」
リビングの光景に、オレは絶句した!
テーブルの上に置かれていた様々なお菓子は地面に散乱し、更にティーカップは粉々の状態で散らばっていたのだ。
地獄絵図というやつか…
しかし、さらに不可解な光景が…
「えっと……そこに倒れているのはポンタ君だよね?一つ聞いてもいいかな?何で裸?」
「…」
返事がない。ただの屍のようだ。
いや、もはや屍より残念な姿で逝っておられる…
フルティン丸だしで逝っておられる…
「美玲…これは一体どういった状況なんだ?」
「フーッ!フーッ!」
いや、鼻息が荒すぎて何言ってるか分かんねーんだけど。
てか、コイツ何でこんなに興奮してんの?
「あの…誠様……」
食器の残骸を片付けながら香が話し掛けてきた。
「あぁ…香。どうなってんだ?この状況は…」
「いえ…詳しくは私にも分からないんですけど…」
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