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2と3の間に何が起こったのか…
詳しく聞きたいところだが、今は置いておく事にしよう…
気になるけど…
「…まぁいいや…今はもっと重要な事があるし…」
そうだ…
香に聞きたいことがある。
今の…どうしようもない問題を解決する、唯一の方法。
「香……話が…あるんだ」
「……?」
不思議そうに顔を向ける香。
その後ろには、ただ 何も言わず香に視線を向けるマミーの姿…
「香…この町を離れるのはイヤなんだよな?」
「はい」
少しの間も置かずに、即答する香。
どうやら、心の迷いは完全に消えたようだ。
「そうか…でも親父さんの転勤の取り消しが不可能に近いのは…分かってるよな?だから家出なんかしたりしたんだろ?それしか抵抗する手段がなかったから」
「…はい」
家出の話を持ち出したとたん、俯き、暗くなる…
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