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もうこんな奴相手にしてられない!
ってな訳で無視することに。
一方、香はというと、オレ達とは少し離れた場所でマミーと話をしている様子。
互いに熱くなる様子もなく、冷静に話し合いが続いている。
「香の母は反対をしていないようだな」
横にいた美玲が微かな笑みを浮かべながら呟く。
「あぁ。あの人は香の味方だよ。自分の事よりも、香の幸せを望んでいるようだぜ」
本当に、良い母親だと思う。
オレの母親とは、えらい違いだな…
「お?どうやら終わったようだぞ!」
ほんの少しだけ興奮した様子のポンタ。
香に目をやると、「ありがとう」と言ったような感じでマミーに抱き着いている香の姿があった。
非常に微笑ましい光景だ。
その光景をみると、自分まで笑顔になってしまう。
どうやら美玲もポンタもオレと同じ心境らしい。
オレ達3人は、互いに顔を見合わせて笑いあった。
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