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「誠様…大丈夫ですか?」
「ふ、ふふふ…心配無用だよ、香…全然平気さ…」
「いや、全然大丈夫に見えないんですけど」
美玲のビンタによって、顔がアンパンマンのようになってしまっているオレを、心配してくれる香。
ふっ…ここ最近、美玲が暴力的になっているような気がするぜ…
ポンタだけならまだしも、オレにまで手を上げるとは…
「香。本当に大丈夫だから…お前は親父さんに言わないといけない事があるんだろ?オレなんかの心配なんかするなよ」
「…」
パンパン膨れ上がって動かすことも出来ない顔を、力ずくで笑顔にする。
超イタイ。
「誠。その状態で笑顔は止めた方がいいぜ?ジャムおじさん見たいな顔になってるから」
おめーにだけは言われたくねーよ!
ハルク見たいな顔しやがって。
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