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「おい。ジャムおじさん」
「黙れハルク」
「誰がハルクだぁぁぁ!喧嘩売ってんのかコノヤロー!」
うおりゃあぁぁぁ!!
とか叫びながら取っ組み合いを始めるオレ達。
もはやよそ様の家だということを忘れ、全力でシバき合う。
「あわわ!どうしましょう美玲ちゃん!」
「大丈夫だ香、気にするな。お前は父親と話をつけてこい。あのバカ供は私が何とかするから」
そう言って、香の背中を軽く押す美玲。
それでもまだ心配そうに振り返る香に、ジェスチャーで「早く行け」と合図する。
「香なら大丈夫だろう……問題は…」
ギロリと部屋の隅でギャーギャーと騒ぐ誠達に目を向ける美玲。
そして…
「貴様らぁぁぁ!よそ様の家では行儀良くしろと教わらなかったのかぁぁぁ!」
誠とポンタのケンカに美玲が参戦、草花家のリビングは地獄絵図と化した。
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