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「最高……か。今の言葉に偽りは無いみたいだな…良い友達を持ったな…香」
フッと小さく笑みをこぼす父。
それに返事をするように、私も笑みを父に返した。
「ふっはっはー!取ったぜぇぇぇ!誠・ザ・パンツ!」
「ポンタぁ!コノヤロウ!」
「よし!一本木!そのパンツ私によこせ!」
あぁ!止めてお父さん!そんな珍しい物を見るような目で見ないであげて!
あの人達は少し変わっているだけ!ちょっと変人なだけなんです!
クルリと私に向き直す父。
そして、父は私の肩に手を置いて
「香…最高なのは良いが、お父さんは少しお前の未来が心配になってきたぞ」
真顔で言わないでください。
私はキャラを崩すようなマネはしません。
「大丈夫ですよ。あの人達も、普段は普通の人です。今はちょっとテンションが高いようなのでアレですけど…愛すべきおバカさん達ですよ!」
ごめんなさい、誠様。
頑張ってフォローしたんですけど、これが限界です。
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