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『ゴムゴムのぉー!ピストルゥゥゥゥ!』
テレビの中の少年が叫ぶ。
いいなぁ。悪魔の実って…超食ってみてぇ。
ドタタタタタ…
突如、廊下から騒がしい足音が聞こえた。
多分、美玲。
何だ何だ?オイオイ…まさか本当に懸賞に当たったとか…?
あ、でも待てよ?アイツって当てモンとかくじ引きとかの運って最悪じゃなかったか?
夜店のくじ引きで風船以外の物を貰っているのを、オレは見たことがない。
じゃあこの足音は何?嫌な予感…
バァァン!!
「誠ぉぉぉぉ!!!!」
「うぉわぁぁぁ!?」
余りに激しくリビングに飛び込んできやがったから、不覚にもビックリしてしまった。
「うるせぇ!何だよ、騒々しい!」
「大変だ!ヤツが日本に来る!」
呼吸を乱し、全く落ち着きの表情を見せない美玲。
その手には1通の手紙が握られていた。
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