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「で、具体的にレイをどうすればいいんですかぃ?美玲の姉貴」
「…凄い変わり身だな」
ふっ…当たり前よ…
レイ?何それ?プリンよりウマいの?
特大プリンのためならば、オレは何でも犠牲にしようじゃないか。
「…まぁいい……とにかく、奴にだけは近づきたくない!」
グッと拳に力を入れ、気合いが入った様子の美玲。
そんなに嫌いなのか…
「手紙の内容によれば、どうやら奴が日本にくるのは今日らしい」
「へぇ~……………って、今日!?」
そういう事は先に言えよ!
「そうだ。だから急いで奴をこの家に入れないための作戦を立て」
「ハロー!元気にしてたかい!?マイ・ハニー!」
美玲の言葉を遮り、とうとう奴が部屋に飛び込んできやがった。
そうだ。このやたらとテンションの高い少年こそ、オレ達が噂していた人物。
レイゼル・クリフェシア。
美玲の許婚(自称)だ。
「なっ……なあぁぁぁぁぁぁ!??」
「おぉ!会いたかったよ!我が愛しの妻よ!」
オレが無視されているのは内緒の方向で。
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