46312人が本棚に入れています
本棚に追加
「で、突然日本に来た理由は?」
頭に大きなコブが出来てしまったレイに、冷凍庫からアイスノンを取り出し、渡してやった。
レイはオレに目も合わそうとはせず、オレの手からアイスノンを引ったくる。
…どんだけオレの事がキライなんだか…
オレもお前の事は好きじゃないけどね。
「…ふん。別に貴様に会いにきた訳じゃないぞ!龍崎!」
分かっとるわ!
逆にオレに会いに来たとか言ったら問答無用でぶっ飛ばすところだ!気色悪い!
「ボクが会いに来たのは……」
そこで言葉を止め、チラリと美玲に視線をやるレイ…
そして…
「君だぁぁぁぁぁぁ!!!マイ・エンジェェェル!」
飛び掛った。
「寄るなぁぁぁ!」
ズドン!
「ごふっ…」
学習というものを知らんのかお前は。
多分5年かかっても美玲には指1本触れられないと思うぞ?
そして、ぶっ飛ばされたレイは再び凄まじい勢いで壁に激突するのであった。
その衝撃で家具や電気が微かに揺れる。
………マジでオレん家崩壊するかもしれない。
最初のコメントを投稿しよう!