46312人が本棚に入れています
本棚に追加
「ちょっと待てよ。オレは決闘するなんて言ってな」
「遠慮することはないぞ、誠!レイごとき、お前なら2秒で倒せるさ!」
「ねぇ?話聞いてた?オレはやるなんて言ってないからね?お前が勝手に承諾したんだからね?」
人の話も聞かないで、オレにグッドサインを贈ってくれた美玲。
ありがとうございます。
面倒くさいです。激しく面倒くさいです。
「さあ!あんなナルシストなんかさっさとぶっ飛ばして私と結婚しよう!」
「いや!だからっ」
「何だ龍崎?怖じけづいたのか?そんなにボクが怖いのか?」
「…あ゛?」
必死で自分の意見を伝えようとしていたオレに、レイの野郎が挑発してきやがった。
普段ならそんな安っぽい挑発なんぞに突っ掛かるオレではないのだが、美玲とのやり取りで若干イライラしていた今のオレは、それを聞き流せるような状態ではなかった。
久々にプチンと来たかもしれない…
「ふっ…情けない男だ…」
「…分かった。その決闘とやら、うけてやろうじゃねーか」
最初のコメントを投稿しよう!