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「ふっ…確かに聞いたぞ…貴様は条件を呑んだ。もうキャンセルは出来ないからな」
ニタリと笑うレイ。
キャンセルは出来ない…そんなの分かってる!
そして、お前に負けるつもりもねぇよ!
条件を承諾しても、負けなければ何も問題はねーんだ。
オレが勝って、あとはいつも通りの生活。
美玲にも迷惑はかからない。
美玲は納得いかないといった表情であったが、口は挟んでこなかった。
「さて…さっさと試合を始めようじゃないか。そして、試合が終われば貴様は美玲の前から消えなければならない」
いちいちムカつく野郎だ…
自分が勝つのを前提にして話しやがって…!
「さあ、美玲!試合開始の合図を!龍崎を瞬殺して、ボクが弱くない男だということを証明してやろう」
ホントいちいちムカつく言い方しやがるなコイツ!
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