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しばらく部屋に閉じこもり、オレは天井を見つめているだけ…
負けた…か。
悔しい…
奴の努力がオレを上回ったんだ。
完全にオレの負けだな…
さて、どうするか…
このまま家にいればレイや美玲と会っちまう。
今はあの2人には近付けねぇ。
「で、考えて出た結果がオレん家に行けばいいと?」
「そういうことだ。今日はお前ん家に泊めてもらうからな。ポンタ」
家を出て向かった先、それはポンタの家。
近所に頼れる奴といえばコイツしかいなかったんだ。
香の家も頼ってみようかと思ったんだが、引っ越しの準備やら何やらで忙しいだろうと思ったので、ポンタの家をチョイスした。
「おいポンタ。腹減ったし喉渇いた。何か食い物ねーの?」
「お前は遠慮という言葉を知らんのか?辞書持ってきてやるから調べなさい」
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