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『真っ赤な誓いぃぃぃぃ!!』
午前7時45分。
ポンタの携帯のアラームで目を覚ました。
「うぅ~…そのアラームうるせぇよ…」
「…起きやすくていいじゃねーか」
まだ眠気の抜けない弱々しい声を上げながら、オレ達はムクリと起き上がる。
かれこれ3日…
オレはポンタの家に泊まっている。
ダメだと思っていながらも、やはり家にいるレイや美玲のことを考えてしまうと、戻る気にはなれないのだ。
携帯に美玲の着信が何度かあったのだが、出るか出ないか迷っているうちに着信が切れ、結局1度も電話に出ていない。
「おーい誠……ボーっとしてたら遅刻するぜぃ…」
「おぉぅ…そうだな」
こうして今日もポンタと学校に向かう。
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