素直に生きろ

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「…」 そして、授業が始まっても頭の中は美玲の事で一杯になっていた。 ただ 窓から外を眺め、ボーっと美玲の事を考えるだけ… 3日連続休みか… やっぱり…心配になってきたな… でも、きっと家に顔を出せばレイと顔を合わせる事になっちまう… 「…い……おい…!……誠…!」 「んぁ…?」 そんなネガティブ思考の無限ループからオレを引き戻したのは、ポンタの声だった。 シャーペンでオレの脇腹を突きながら、小声でオレを呼ぶポンタ。 何事だろうか? 「誠。お前当てられたぞ」 「…何が?」 「だから!教科書を読むんだよ!67P!」 教員に親指を向けながら教科書を指でトントンと叩くポンタ。 なるほど… 教員にバレないようにこっそりと教えてくれた事には感謝しよう。だがな… 「…龍崎。一本木。廊下に立ってなさい」 そのムダなジェスチャーのせいで全部バレバレなんだよバカヤロー。
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