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「…はぁ」
携帯のディスプレイを除きながら、ため息をつく。
誠が家を出て行ってから、もう3日…
本当に私に近寄らないつもりなのか…? 誠……
こちらから連絡をしても、返事は一切返ってはこない。
電話も、メールも全部ダメ。
私は嫌われてしまったのだろうか…
そう思うと、胸がズキズキと痛くなる。
最愛の人が自分から遠ざかる…
これほど辛いことはない…
ドンドン!
突如、部屋のドアが激しく叩かれる。
「美玲よ! いつまで部屋にこもっているつもりだ!」
何やら部屋の外が騒がしい。
レイの奴…また来たのか。
しつこい奴め。
大体、あのバカが誠を挑発するような事を言うからいけないんだ…!
恨むぞ…!
もしこのまま誠がずっと帰ってこなかったら、私は貴様を一生恨み続けてやるからな!
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