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「おーい! 聞いているのか!?」
本当にしつこいバカだな。
このまま扉を開けて、顔面にパンチを1発お見舞いしてやろうか…
……いや、止めとこう。顔も見たくない…
「うるさい…私が私の部屋にこもって何が悪い。ほっといてくれ……さっさとそこから消えてくれ…」
またいつもの様に追い返す。
レイの奴、いい加減に国に帰ったらどうなんだ。
あぁ、忌々しい…
「何を言っている! それじゃあボクが日本に来た意味が無いじゃないか!
君の顔を見るために来日したというのに!」
頼んでもいない。そんなこと…
むしろ迷惑だ。果てしなく。
「さぁ! 早く顔を見せてくれぇ! 未来の我が嫁よブォォォォ!?」
扉と一緒にレイを吹き飛ばしてやった。
私の夫が務まるのは、この世でただ1人!
誠のみだ!
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