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家を飛び出した私は、少し早足で学校に向かっていた。
久々に誠の顔が見れるかと思うと、ニヤけが止まらない…
始めからこうすれば良かったと、少し後悔しているが…
まあ どうだっていいさ、そんな事。
もうじき誠に会えるんだからな!
「………近道するか」
普段なら商店街を抜けて学校に向かうのだが、商店街の裏通りを通ることにした。
以前 誠に
「絶対に近道は使うなよ。あの辺りはガラの悪い連中がうろついてるからな。女が一人で歩いてたら、何されるか分かったもんじゃねーぞ」
と、言われた記憶がある。
ムフフ…私の事を心配してくれたのか…そんなにも私の事を大切に想ってくれているのかっ!
興 奮 し て き た !
しかし、流石にこんな昼間から襲われる事はないと思うが…
例え襲われたとしても、全て殴り飛ばしてやるから大丈夫だ。うん。
私の処女は誠以外には渡さん!
こうして、私は裏通りに足を踏み入れた。
それがまさか、あんな事になろうとは…
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