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「…う……ぐ……ぁっ!」
体に力が入らない…
頭が…グラグラする…
朦朧とする意識の中、私は渾身の力を振り絞り、現状の把握を試みる。
「おいおい…首にスタンガンくらったってのに、まだ意識があんのかよこの女…噂どおりのバケモンだな」
どうやら私は、この大柄の男にやられたらしい…
手には、何やら黒い塊が握られている。スタンガンとやらだろう…
「へ~…流石だね。じゃ もう1発くらわせといて♪」
「わかりました」
この大男…
さっきの銀髪の部下か…!
油断した…完全に1人だけどと思い込んでいた…!
「じゃ 今度こそ眠ってくれよ。バケモン女」
その言葉が聞こえた瞬間、再び首の後ろに衝撃が走り、私の意識は闇の中へと落ちていった…
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