46312人が本棚に入れています
本棚に追加
/620ページ
「貴様…!」
「ヒャハハハ! ただ殴るだけじゃつまらねぇ!より絶望を!恐怖を!
全て体の芯まで叩き込んでいたぶってやる!」
そして、男は狂ったように笑い出す。
その笑い声があちこちに反響し、まるで倉庫全体から笑い声が聞こえてくるような錯覚…
キモチワルイ…
吐き気がしてきた…
「さて、そろそろバカな男がもう1つのアジトに着くころか…」
倉庫の壁に貼り付けられいる、ボロボロの時計を見ながら呟く男…
その自身に満ちた表情に苛立ちを覚えた私は、少し反撃を試みることにした。
「ふん…バカは貴様の方だ……その辺のチンピラ如きが少し固まっただけでは、誠には指1本触れられはしないさ…」
少しでもその自慢げな顔をゆがませてやる。
そう思って言った言葉だったのだが、男は全く動じず、さらには
「は?そんくらい分かってるっつーの」
そう言い返してきたのだ。
「龍崎が相当強いってのは調査済みだ。だから、確実に勝てる人数を揃えておいてやったぜ…40人ほどな」
「なっ…!」
最初のコメントを投稿しよう!