46312人が本棚に入れています
本棚に追加
｢てめっ…！ 戻ってきてやがったのか！｣
｢あぁ…今さっきな……せっかくの再会だったんだが…残念だな。死んでくれ、龍崎｣
逃げろ！
そう叫ぶ間も無く、男の手から火の灯ったままのライターが放り投げられてしまった。
ライターは空に綺麗なアーチ型を描きながら、とある場所に向かっていく…
大量のドラム缶が積み上げられた場所へ…
｢ヒャァアアッッッハハハハハハハ！！ 死ねよクズ共が！｣
そんな叫びを倉庫に残し、男は扉を閉めてしまった。
そして、ライターはたっぷりガソリンの詰まったドラム缶の山の中へと落下…
ドォオオオオオオオオオオオオオン！！！！！
凄まじい爆音が倉庫内に響き渡り、肌が焼けてしまうかと思えるくらいの熱を持った爆風が私と誠を襲った。
最初のコメントを投稿しよう！