絶望の序章

4/25
前へ
/25ページ
次へ
「行ってきます。」 清は玄関で靴を履き、扉に手を掛けながら言った。 「行ってらっしゃい。」 母親もそれに応える。 清は学校に向かって歩き始めた。 すると… 「おはよう、清!」 元気のよい声が聞こえた。 「おはよう、神流(カンナ)」 神流は制服に身を包んだ女の子だった。 清よりも少しだけ低い身長、長い黒髪を持っている。 二人はそのまま学校に向かって歩きだした。
/25ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2人が本棚に入れています
本棚に追加