絶望の序章

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「とりあえず教室に行こうよ。 どうせクラスは一緒なんだしさ。」 清は今までの話とまったく関係のないことを言った。 「そうね!じゃあ行きましょうか!」 「誤魔化しやがって…」 神流は元気に応え、賢はつまらなそうに言った。 そして三人は【1年5組】と書かれた教室に入った。 「んで、神流さんとはどこまでいったんだ?」 賢は教室に入り、席に着くやいなや、清に目を輝かせながら言った。 清と賢の席は隣で、神流の席は清から二列右である。 「何だよその質問… 別に何も無いよ。」
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