~小さな勇気~

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「お~い海?」 そう呼んだのは上地啓(かみじけい)だった 「ん?何?」 「いや、さっき楽しそうに柚原と話をしてたから珍しいなって?」 「なんか話があったみたいよ?度忘れしたみたいだけど(笑)」 「なんだよ~隠さなくてもいいじゃんよ~(笑)」 「いやいやいや⁉隠してないし⁉💦」 「あはは、わかってるって(笑)」 「ったく俺が女子苦手なのは分かってんだろ💦」 「も~またそんな冗談言って~?」 …あながち冗談ではない あの日から……そうあの日から全てが狂い出したのだから…
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