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「い…いや…付き合ってなんかいませんよ!!た…たいしたことない深ーーい事情があって一緒にいただけですから!!」
どうしていいかわからないから、とりあえず否定だけしておいた。
たいしたことない深い事情って意味わからないし…こんな状況にも関わらず心の中で自分につっこんだ。
「…そうやって俺にまで隠すんだ。週刊誌に撮られたときのチビゆうの気持ちがよーくわかるよ。」
まずい…浅田さん、完全に誤解している。
しかし、私が何を言っても言い訳にしか聞こえないと思うし、どうごまかせばいいのかわからなかったのでこれ以上話すのをやめた。
「と…とにかく!!付き合ってませんから!!」
私はそれだけ言うと、楽屋から逃げるようにして廊下に出た。
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