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「す…すみません。そんなつもりじゃ…」
私は、掴まれた腕を反対の手で押さえながら言った。
「そんな嫌がらなくてもいいだろ!?」
「ちが…嫌とかじゃなくてびっくりしただけです!!」
「嫌なら嫌ってハッキリ言えばいいだろ!?本当は俺なんかじゃなくて、たか兄の担当になりたいんだろ!?」
次第に感情的になってくる私と浅田さん。
私は、一昨日のことがバレないように必死だった。
「だから、岡さんとは何もないんです!!」
「何もないわけねーだろ!?」
「なんでそんなに怒るんですか!?もし私が岡さんと付き合っているとしても、浅田さんには関係ないじゃないですか!!」
部屋の空気が凍りついた。
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