―あなたと出会った日―

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「よかった~。キミ、日射病で倒れてたんだよ?」 日射病…? あぁ…この人が助けてくれたのか… 「…ありがとうございます。」 「もう大丈夫みたいだね。キミ…同じ学校のコ?」 男の人の服を見ると、同じ学校の制服だった 「そう…みたいですね。」 「ブルーのリボンだから…、1年か。」 「あなたはグリーンのネクタイだから…2年ですね。」 私はそう言って立ち上がろうとしたが、頭がクラクラしてよろけてしまった 「大丈夫?…家まで送ろうか?」 まだ何も知らない男性に、家を教えるの…? でも…また倒れるかもしれない… 仕方ない… 「では、すみませんが、お言葉に甘えさせてもらいます…」 「よし、わかった。で、家は何処?」
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