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家に着くと、母さんが心配してオロオロしてた
「あっ、遥!!どうしたの!?」
私はここまでの話を、聞かせた
「わざわざすみませんねぇ…。後でお礼をしに参りますので、お名前を…」
すると、彼は笑顔で言った
「翼と言います。お礼なんていいですよ。感謝してもらえたことが、なによりのお礼です。」
母さんは感心して、「あらぁ」と声を出した
「え…と、遥さんでしたね。お大事にね。」
彼は、私と母に一礼をすると去って行った
「あの方…カッコイイわねぇ…。」
母さんは、頬をピンクに染めて言った
もう！母さんには父さんがいるじゃないの
でも、ああいう人が彼氏だったら…
思わず思い浮かんだ事を、首を横に振って消した
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