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そうして友達が離れて行ってしまった頃、智也と仲良くしようとする子供達は居なくなってしまった。
ある子供は実際に暴力を受けて萎縮し、暴力の現場を見ていた子供は怯え、第三者から情報を得た子供は近づかないようになった。
最初はみんなから避けられ、悲しんでいた智也だったが、ある時からふと悲しむ素振りすら見せなくなった。
みんななんか僕には要らない。
僕を避けるような友達は居ても意味が無い。
僕を決して避けはしない存在が目の前に現れたから。
人間じゃなかったら僕と仲良くしてくれるんでしょ？
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