161人が本棚に入れています
本棚に追加
ゆみっ!
起きろよ、弓人!!
「……んぁ?………お…はようござ、いましゅ…」
眠い、、
「…はよ。寝起き悪すぎ。
………遅刻するぞ。」
時計に視線を向ければ、AM8:00。
学校まで25分かかって…
朝のホームルームは、8:20分からだから…
遅刻決定――ッ!!
「もっと早く起こせよぉ!」
「……てめぇが起きなかったんだろうが。……さっさと支度しろよ。」
オレ、如月弓人(キサラギユミト)と
このムダにでかい男、和泉成都(イズミナツ)は
小学校から今の今まで、17年間ずっと一緒。
世間一般でいう幼なじみ。
オレは、朝1人で起きられない。
そして、何故か成都だけがオレを起こすことができる。
オレの1日の始まりは成都のモーニングコール。
小学生の頃から、変わらない生活習慣。
「成都、走るぞ~!」
「……了解。」
家を飛び出し、走って学校へ向かう。
何故あと10分、早く起きれない…?
と、呆れながらもオレが起きるまで絶対に置いて行ったりしない成都。
無愛想に見えるけど、本当は優しくて…
成都はオレの自慢の幼なじみ。
.
最初のコメントを投稿しよう!