好きのカタチ。

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ゆみっ!  起きろよ、弓人!!  「……んぁ?………お…はようござ、いましゅ…」 眠い、、 「…はよ。寝起き悪すぎ。  ………遅刻するぞ。」 時計に視線を向ければ、AM8:00。 学校まで25分かかって…  朝のホームルームは、8:20分からだから…  遅刻決定――ッ!!  「もっと早く起こせよぉ!」 「……てめぇが起きなかったんだろうが。……さっさと支度しろよ。」 オレ、如月弓人(キサラギユミト)と このムダにでかい男、和泉成都(イズミナツ)は 小学校から今の今まで、17年間ずっと一緒。  世間一般でいう幼なじみ。  オレは、朝1人で起きられない。 そして、何故か成都だけがオレを起こすことができる。 オレの1日の始まりは成都のモーニングコール。 小学生の頃から、変わらない生活習慣。  「成都、走るぞ~!」 「……了解。」 家を飛び出し、走って学校へ向かう。  何故あと10分、早く起きれない…?  と、呆れながらもオレが起きるまで絶対に置いて行ったりしない成都。  無愛想に見えるけど、本当は優しくて…  成都はオレの自慢の幼なじみ。  .
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