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「母さんに買い出し頼まれた。先生と兄貴こそ何やってんの…?」
「ん?先生からお前の成績聞いてたんだよ」
「ちょっ!!やめろよっ!!!!」
コイツに成績表なんか知られたら何を言われるか分かったもんじゃねぇっ!!
「大丈夫ですよ。お兄さんは聞いてないです。買い出しいかなくていいんですか?」
「嗚呼!!そうだった!!先生んじゃね!!」
しょう太はせかせかと走っていった。
「お兄さんはしょう太くんが好きなんですか?」
「……あれは弟だ。」
「そうですか。安心しました。」
「?」
なんだ?
そんな嬉しそうな顔をして。
嗚呼、そうかやはり…
「気付きましたか?」
「…しょう太の事が好きなんですね。」
恥ずかしそうに顔を赤らめ真剣な顔つきになる。
「しょう太くんの躯だけが目的なら手を引いてください!!私は真剣に彼を…しょう太くんを…好き…なんです…!!」
あきれた。今時こんな純情ボーイがいるんだな。
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