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そしてその明日がやって来た。
宮内先生は化け学の担当。担任のクラスを受け持っているわけではないが実績が認められている為に特別に個室が用意されていた。
空気を一息入れる。
うっ…緊張するなぁ…
俺は部屋の戸を軽くノックする。
「はい。どうぞ。」
中から優しそうな声が聞こえて戸を開ける。
「失礼します。」
「しょう太くん…」
授業の準備をする為なのか机には何冊も参考書が積み上げられ雪崩がおきないのが不思議である。きっと微妙なバランスで積んであんな風になったのだろう。
「昨日は兄貴が失礼してすみません!!びっくりしましたよね…!?…ってびっくりなんてもんじゃないですよね…」
「話には聞いていたけど私にまで盛ってくるとは思いませんでしたね。」
「…ですよね…」
嗚呼。くそ兄貴!!
「しょう太くんはお兄さんが好き?」
「嫌いですね。……でも…尊敬してはいるんです。」
チラリと先生をみてから話を続けた。
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