442人が本棚に入れています
本棚に追加
あれ…?
ここどこだ?
兄貴…?
そこで何やってんの?
「好きだよ。しょう太…」
えちょ…
兄貴が俺に優しいキス!?
そんな…そんな…
「ありえねぇだろぉおぉ!!」
はぁはぁと勢いよくベットから起きた俺は今までのが夢なのだと再確認する。
「最悪な夢だ…」
リビングに行くと何やら母さんがバタバタしていた。
「どうかしたの?」
「あ、しょうちゃん!!ゆうちゃん起こしてくれない?自分で起きる以外じゃなかなか起きないし…ママこれからパパとデートなんだけど二人とも今日は学校休みでしょう?」
「嗚呼…うん。」
アイツと二人っきりって…うっわ…俺今日はどっか遊びに行こうかな…
「昼食と晩ご飯の事とかゆぅちゃんに説明しなきゃいけないから…」
「え…そんな時間まで帰ってこないの!?」
「パパが《今晩は夜景の見える素敵な所を予約してあるんだ》…ってかっこよく言ってたからぁ」
母さんは父さんのモノマネをしたあとで頬をそめて手をそえていた。
両親は仲がいい。仲がいいを通り越して今だにラブラブだ。
最初のコメントを投稿しよう!