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深く奪うようなキス。口内から犯されているような卑猥なキス。
しょう太は頭がぼーっとしてきた。
「あ、ん、ぷはっ!!」
「なんだか今日はすんなり起きられたな…」
「てめぇは俺を窒息死させてぇのか!?」
兄貴は何の事やらさっぱりと言った表情だ。
「何朝から顔真っ赤にさせてるんだ?」
「死ね。死んでしまえ糞が。」
最悪…先生にはファーストキスは奪われるし兄貴にはDキスを奪われるのかよ!!
スキ有りすぎだろ…おれ
しかも本人覚えてねぇし…
兄貴は着替えてリビングに向かった。
「おはよう母さん。話って何?」
母さんはニコニコしながら俺に説明した時と同じよう兄貴にモノマネをふまえてディナーの話をしていた。
「昼食と晩ご飯を俺が作ればいいんでしょう…分かったよ。母さんは化粧直しとかしてきたら?」
母さんは洗面台まで小走りしていった。
「しょう太。何か食べたいものは?」
「別に、得にないけど」
素っ気ない態度をとると兄貴はニヤリと笑った。
「さては…その顔何かあったな…?」
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