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「初めまして。倉田勇真くんってこの家で合ってるよね?」
「あ、はい。」
「京子…!?久しぶりだな…!」
誰だ?まさか兄貴のセフレ!?
「倉田くんあの子…」
「弟のしょう太だ。」
「えー!!倉田くんに似ないで可愛いぃ!!食べちゃいたいくらい!!」
兄貴は京子さんを雑誌を筒にした状態でパコッと軽くこづいた。
「変態な所は相変わらずだな。」
「倉田くんには言われたくないなぁ!でも一回くらいやってみたいんだよね…童貞食い…!!」
兄貴は京子さんを再びこづく。
「兄貴の知り合いってこんな人ばっかじゃん…」
「違うわ!!私はこの人みたいに思春期の男みたいにヤりまくったりとか…」
今度は今まで一番強くこづかれていた。
俺はお茶をだして三人でソファに座る。身近でみると兄貴とかなりお似合いだ。
「京子は中学の時に知り合ったんだ。ちなみに」
「初カノなのよ!!うふふっしかもまだ倉田くんチェリーボーイの時!!」
「兄貴がチェリー!!??」
「おぃ。着目点はそこか」
二人は中学の終わりまで付き合って高校はバラバラだったから別れたらしい。よくある話だ。
兄貴は理系の進学校。京子さんは文系の進学校にすすんだそうだ。
「でもしょう太くん倉田くんに本当に似てないのね」
「あ、はい。よく言われます。」
この人が兄貴と付き合った理由。聞いたら失礼かな
「何か聞きたい事があるのかな?その顔は」
見透かされた。
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